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船霊

民具

船霊(ふなだま)

船霊は、船乗りや漁師などの海で働く人々が祀る船の守護神の依代です。江戸時代、放生津は漁業や廻船業に従事する住民や船主が集住しました。放生津では、持船の数だけこの船霊を作り、旧暦正月11日に行われる起舟祭のとき、豊漁、船の安全を祈って飾る慣わしがありました。この船霊は、氷見屋と称して江戸時代中期から大正時代まで廻船問屋を営んでいた放生津東町の汐海家が所有した和船(恵集丸)と西洋式帆船(十日丸)を模して作られた船霊です。近世・近代の放生津で行われた海に対する信仰習俗を伝える資料です。(汐海家資料)

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