体験する
江戸時代の測量を体験してみよう!
鎌倉時代後期から室町時代には「放生津(ほうじょうづ)」と呼ばれ、
大きな船が行き来する、大きな湊(みなと)があった!新湊は、むかし海辺に面した町として「奈呉(なご)」と呼ばれ、鎌倉時代の終わりごろから室町時代にかけて「放生津(ほうじょうづ)」と呼ばれるようになります。新湊は、海で魚をとる「漁船(ぎょせん)」や、陶磁器(とうじき)や食料などの物資(ぶっし)を運ぶため、日本海を行き来する「大船(おおぶね)」が、たくさん港を出入りしていました。やがて、越中国(えっちゅうのくに)(現富山県)の中でも一番大きな港町となり、越中国の政治・経済・文化の中心地として賑(にぎ)わっていきました。
体験学習プログラムの一例
1まずは自分の足で「距離」を
はかってみよう!
歩いて距離を測るには、測りたいAB間が、自分の足で何歩かを測ります。そのためには、自分の一歩の長さがどれだけであるのかを知る必要があります。それでは、自分の歩幅(ほはば)の平均的な距離を求めてみましょう。なるべく普段どおりに10歩歩いた距離から10を割ると、自分の一歩の長さがわかります。*歩幅は、つま先から、つま先までで測ります。
2影の長さで「高さ」を
はかってみよう!
次は、影の長さで高さを測るという、魔法(まほう)のようなやり方を試してみましょう!
まずは、1mの長さの棒を用意します。この棒をまっすぐ垂直に立てて、その影の長さaを測ります。次に知りたいものの影の長さbを測ります。この影の長さbの値(あたい)から、棒の影の長さaの値を割ることで、知りたいものの長さの値がわかります。
3「はなかみ」で「高さ」を
はかってみよう!
「はながみ」は石黒信由が「折紙測立樹術」として紹介している測量の方法で、ちり紙を三角に折り、二等辺三角形(にとうへんさんかくけい)を作って測ることから「はながみ法」とも呼ばれています。
図のように、ポールの高さ?mは、大きい二等辺三角形ABCの辺BC間と、計測者(けいそくしゃ)の目から、地面までの高さAF間の合計に等しい値になります。△ABCは、二等辺三角形なので、BC=ACとなります。すなわち、計測者からポールまでの距離に、計測者の目線から地面までの高さを足(た)せば良いということです。
動画で見る
体験学習の様子
体験学習の申し込み方法
個人の方
お申し込みの方は、ご希望日の1週間前に電話でお申し込みください。
大雪や強風などの悪天候によりやむ終えない場合は体験が中止になることがあります。
雨の場合は室内での体験となります。人数制限はありません。
ご来館の際は、ぜひ体験プログラムをご利用ください。
学校関係者の方
ご希望日の1か月前までに電話でご予約をお申し込みください。
当日は、減免申請書のご提出により引率の先生方は入館料が無料になります。
当館職員による展示物の簡単な解説や、児童・生徒の団体見学に合わせて行うことができる体験学習プログラムを設けています。
プログラムは「江戸時代の測量方法で地図を作る」体験学習などです。
ガイダンスルームでは、江戸時代の測量方法をわかりやすく説明した映像をご覧いただくことができます。