黒釉葉文茶碗(こくゆうようもんちゃわん)
昭和30年(1955)人間国宝に認定されることになった鉄釉陶器の最も中心的な技法です。中国・宋代に江西省の吉州窯で作られた木葉天目は、その後長い間その技法が途絶えていました。宗麿は、木の葉を焼き付けるのに試行錯誤を繰り返し、昭和18年(1943)椋(むく)の葉を使って、日本で初めてその復元に成功しました。この作品は、昭和30年代にあらためて試みたうちの1碗です。昭和30年代(1955~64)
< 前
一覧へもどる
次 >