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伊能忠敬 落着きの献立

古文書

享和3年(1803) 伊能忠敬 落着きの献立

8月3日、全国測量のため越中放生津(新湊)を訪れた伊能忠敬は、町役人の柴屋彦兵衛宅に宿泊しました。宿に着いて間もなく出された落着きの献立が記されています。

 

塩鯛(しおだい)の焼き物

ほどき卵をかけた鱈(たら)の卵(きんこ)

鯛・大根・きくらげのなます

瓜(うり)の奈良漬け

柔らかいかまぼこ(ふかしくずし)・松茸・ごぼう入りの白味噌汁と御飯

さらに御所落雁(菓子)

 

この日、石黒信由が忠敬のもとを訪れ夜の天体観測を見学し、翌日は測量隊に同行して、忠敬が使っている当時最先端の測量器具から多くのことを学びました。(柴屋文書)

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