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射水の獅子舞

獅子はライオンをモデルにした想像上の神聖な動物とされています。獅子が登場する芝居のような舞を獅子舞と呼び、富山県の約800カ所で受け継がれています。

射水市内では約80カ所で春・秋に獅子舞が行われています。市内の獅子舞は、踊り方から射水獅子、砺波獅子、氷見獅子、金蔵獅子の4種類に大きく分類されています。

射水・砺波・氷見獅子は、獅子の体に当たる胴幕に多くの人が入る百足獅子(むかでじし)の形です。金蔵獅子は、獅子頭を持つ前足役と後足役の二人が胴幕に入る「二人立ち」です。

毎年4月中旬に射水市赤井で行われる獅子舞は、「百足獅子」と「二人立ち」がそろって登場します。親である百足獅子の胴幕から、二人立ちが子として生まれる演目があり、射水市内で唯一、無形民俗文化財の指定を受けています。(学芸員 松山充宏)

射水市新湊博物館ロゴマーク