日時計1

林製軽便日時計1

明治時代中期以降戦前までに使用された携帯日時計。
日時計を水平な場所に置くために下げ振りもある。
林製のロゴマークがあり、大阪市の林善助が製作した。
中央にある日影版を立て、支持金具で抑え、磁石に従って正確に南北に合わせれば、
時刻を知ることができる。
明治19年に日本標準時が制定されてからは太陽南中時が正午でなくなったので、
場所により修正する値が蓋の裏に記載されている。
ただし、根室県、札幌県、函館県があったのは明治15年から明治19年である。

参考：日時計2