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関孝和像

石黒信由は富山藩士で関流和算第五伝の中田高寬から和算を学び、寛政8年(1796)37歳のとき免許皆伝を受け第六伝と称されました。この関流和算の祖が関孝和(1642?~1708)で、行列式や不定方程式など数多くの業績を残した和算家の第一人者です。この肖像画は中川菱香(1812~69)が描いたもので、名古屋藩士の家に生まれた菱香が高岡に居を構えた弘化元年(1844)頃から没する明治2年(1869)までの作と考えられます。石黒家では信由の孫信之もしくはひ孫信基の代に当たります。富山県指定文化財