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絵図(広域地図) 福井県・滋賀県

敦賀・琵琶湖間運河計画図

伊豆出身の宮大工で器械師の小沢一仙(1830~68)は、同様の運河計画を幕府に建白したことから、加賀藩のこの事業に参画することになりました。本図とF51図は、一仙が慶応3年(1867)5月に計画書とともに藩に提出した2枚一対の絵図です。この計画図には藩が採用した運河開削ルートの深坂峠に予定していた通舟用の隧道(トンネル)が記されています。それは追分村と駄口村の中間地点から、塩津道の沓掛村にいたるもので、前者の穴口は敦賀へ流れる五井川、後者は塩津へ流れる川筋に面しており、隧道で2つの川筋は連結するように描かれています。3.2キロ余に及ぶ隧道の予定地は、現在のJR北陸線深坂トンネルと平行するところにありました。国指定重要文化財