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絵図(広域地図) 福井県・滋賀県

越前敦賀庄之川尻より深坂山中追分辻迄見取絵図

慶応3年(1867)運河開削計画における敦賀から疋田、深坂口にいたる舟川再開発計画図で、伊豆の器械師小沢一仙が作製したと考えられています。この舟川は、安政4年(1857)に開通し慶応2年(1866)の洪水で壊れた姿ではなく、そのあとを活かして再開発しようとする新しい舟川です。現在も石垣の一部が残っている疋田の船溜も記されています。川底の所々には松胴木や敷石が描かれていますが、これは曳舟を容易にするとともに舟底を保護するためのものです。着彩。国指定重要文化財