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絵図(広域地図) 石川県

能州一宮村与同所寺社家中与領境申分絵図

文政13年(1830)能登羽咋郡一宮村と一宮寺社方の領境争論を解決するにあたり、石黒信由の息子信易が測量を行い、この絵図を藩に提出しました。領境を表す杭の位置が従来の絵図とは異なり、山側に寄っているところがあると記しています。朱線と朱書は信易の測量を表し、墨線と墨書の多くは従来の絵図に記されている内容です。信易の測量結果により、あらためて杭が打ち直されました。着彩。国指定重要文化財