© Imizu City Shinminato Museum.

絵図(広域地図) 富山県東部

野田絵図

石黒信由は文化12年(1815)加賀藩から命じられて舟倉野新開地の測量を行い、全域を描く惣絵図(K仮157)と11地区に分割した切分絵図11枚を作製しました。同14年植え付けが始まる直前、信由はこの切分絵図に入植農民らの名前と高を書き入れ、彼らの土地の境界を明示しました。本図はその野田地区の絵図で、当初の入植農民の多くが内嶋・岡御所・下梨・古戸出・光明寺村など砺波郡の出身者で占められていることがわかります。(縮尺百間3寸(1/2,000))着彩。国指定重要文化財