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絵図(広域地図) 小矢部市・砺波市・南砺市

砺波郡若林組矢木村領暨同村領附元禄三年享保十一年文化十二年新開領内検地絵図

千保川跡の左岸に位置する矢木村(砺波市)で、文政3年(1820)舟戸口用水の開削等により千保川跡の新開が進みました。古田・新田をめぐって村内で争論が起こり、天保9年(1838)改作方郡奉行が出向いて内検地を行いました。測量は石黒信由の孫信之が行い本図を作製しました。桃色は古田、黄色は新田、朱は縄を張ったところです。将来のためとして村境10か所から遠くの目印となる二上山等への方位が記されています。この結果、古田は457石余、新田は319石余と計算されました。縮尺百間2寸(1/3,150) 国指定重要文化財