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絵図(広域地図) 小矢部市・砺波市・南砺市

砺波郡山田組西明村領内検地絵図

加賀藩改作奉行は天保11年(1840)西明村(旧城端町)の内検地を行うに当たり、石黒信由の孫信之と西広上村四郎右衛門に測量を命じました。村領(ねずみ色)に張った一番角縄は大きく、四辺中央の破線は仮縄を張ったところです。縄(朱)を張って面積を求めた順番を記しています。打立高は693石余で、村高790石のうち不足高は96石余にも及び、免(年貢率)5つ2歩のうち6歩の減免措置が取られました。本図には、将来のためとして村境11か所で倶利伽羅峠など遠くの山等への方位が記されています。縮尺百間3寸(1/2,100) 国指定重要文化財