絵図(広域地図) 氷見市
下余川村領古戸前分間絵図
40間四方の角縄の四隅(甲乙丙丁)から、遠くの目印となるところへの距離を計算しています(BⅡ154図も同様)。金田宮まで122間4分6厘と厘単位まで求めており、この計算値は端数が異なりますが同村の下絵図(BⅡ131)にも書き入れられています。このことは測量の精度を上げようと考えた加賀藩からの指示によるものですが、石黒信由は初歩的なものに過ぎないと批判的で、以後もこの方法を用いてはいません。(縮尺百間2寸5分(1/2,520))着彩。国指定重要文化財