絵図(広域地図) 氷見市
射水郡布施潟絵図
寛政12年(1800)加賀藩の算用場から各郡の御扶持人十村に、潟周辺の絵図が不完全であるため、実測図の作製とともに潟廻りの新田と古田の境に杭を打つことが命じられました。布施潟は氷見市南西部に広がり、干拓の進展に伴い氷見(庄)潟、十二町潟と名称が変わりました。石黒信由作製の本図はこの潟の最初の測量図で、新開地を薄赤色で彩色し古田(無地)と区別しています。延宝8年(1680)から享保4年(1719)にかけて600石余の新田開発が進んだことがわかります。(縮尺百間1寸5分(1/4,200))国指定重要文化財 着