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絵図(広域地図) 氷見市

射水郡氷見庄潟絵図

享和元年(1801)氷見庄潟絵図(BⅡ110)にはない十二町村字島崎の汐留水門が描かれ、その上流域で新田開発が進みました。土居(堤防、黄色)、水門、舟入のほか潟廻りの新開地が時期別、村別に色分けされており、この十二町村、海津・川尻村、園村の新開絵図が現存しています(BⅡ111・113・122)。本図を描いたのは筆跡から石黒信由の孫信之ではなく、信由門人の殿村津幡江村喜兵衛と推測されます。窪村に引かれた朱の破線は、天保9年(1838)潟水を海に排出する新堀川の掘削を願い出たところです。縮尺百間3寸(1/2,100) 国指定重要文化財