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絵図(広域地図) 氷見市

南条組十二町潟廻御普請形等見取絵図

天保11年(1840)の「氷見庄潟絵図」(BⅡ104)と比べると、新田開発が進んで潟が狭くなったことがわかります。万尾・朴木川が流入する島崎の水門より奥で万尾村領の干拓が進み、さらに潟の北縁で十二町村、東北縁で窪村の新開地が広がっています。翌年の安政2年図(BⅡ108)が石黒信由のひ孫信基による測量図(分間絵図)であるのに対し本図は見取絵図で、重ね合わせると若干大きく描かれています。しかし、同じ地域を描写することから、この2図は関連していると考えられます。国指定重要文化財