絵図(広域地図) 高岡市
伏木村御蔵並材木囲所絵図
伏木村で浪害にあった住民たちが、御蔵の取り壊し跡地や材木囲所のなかで家を建てることを加賀藩に願い出ました。このとき、改作奉行江上清左衛門は射水郡の十村役に絵図の作製を命じ、信由がまず最初に作製したのが本図です。御蔵屋敷・材木囲所・波除土居(堤防)を黄で彩っています。海沿いの堤防が途切れており、浪害で崩れた姿が描かれています。浜往来も同様で、御蔵の西を通るルートに付け替えられました。御蔵は1棟で門と番人屋敷があり、正面に高札が立っていました。着彩。国指定重要文化財