© Imizu City Shinminato Museum.

絵図(広域地図) 石川県

石動山境論所分ヶ絵図

石動山天平寺と周辺村々との争論の裁定は、争論対象地の3分の2を村々、3分の1と9か所の旧跡を天平寺に渡すというものでした。新たな境界筋には塚を築いて木を植え、その間に堀切を掘って目印としました。本図は裁許絵図(K仮107)の作製過程で作られた縮尺百間3寸(1/2,000)のもので、両者が主張した争論対象地と新たな領境筋を描き、各々の領地を色分けで表しています。茶色は従来からの天平寺境内、桃色は新たな寺領、萌黄(もえぎ)・浅黄(あさぎ)・ねずみ色は村領です。測量を行ったあと、まず作製した絵図は縮尺百間6寸