石川郡分間絵図

石黒信由のひ孫信基による慶応元年校正図で、信由が作製した文政期の郡図の増補改訂版です。絵図の表題・縮尺、村の垣内名を記すことなど信由の郡図と同じですが、特徴は十村組分と郷庄分の両方で329か村を区別することです。村形の○の中に十村組名の頭文字を記し、その脇に郷庄分の区別を示す△□等の小さな印を付しています。さらに調練場、薬合所、焔硝調合方なども書き入れられました。縮尺１町１分(1/36,000)　着彩。国指定重要文化財