絵図(広域地図) 富山県
越中四郡村々組分絵図
三州測量後の文政8年(1825)加賀藩に提出した越中国図で、射水・砺波・婦負・新川郡の郡図を編集し、1里1寸8分(1/72,000)の絵図に仕立てました。村々の○の中の数字は、藩の地方支配を担う十村(とむら)の組分けを表しています。国の形は現在の地図によく合致しますが、砺波郡最南端の山地が飛騨側に大きくふくらんで描かれており、信由図の特徴となっています。この地は実際に測量できなかったところです。石黒信由 文政8年(1825)4月 1里1寸8分(1/72,000)。着彩。国指定重要文化財