越中四郡村々組分絵図

天保８年(1837)４月、改作方郡奉行所から石黒信由の孫信之に越中・加賀・能登の国図３枚の提出が命じられました。信之は信由の国図をそのまま写し取り、縮尺の小さな本図を作製しました。さらにその絵図面の上には、ひ孫信基による貼紙があります。信基は天保８年信之作製国図の下図に貼紙を付して文久３年(1863)７月の年紀や十村組分・村数を修正しました。同年６月加賀藩士板坂八三郎から命じられた国図の作製に伴うものです。縮尺１里１寸２分(1/108,000)　着彩。国指定重要文化財