絵図(広域地図) 富山県
小杉町ヨリ東岩瀬マテ往還道筋見取絵図
小杉新町から富山へ向かう富山往還道の一部が損壊したことから、東岩瀬を通る迂回路を含む街道の測量が、郡奉行より射水郡十村(とむら)役に命じられました。十村からの指示により、石黒信由は2月16・17日に富山藩領婦負郡の道筋を測量しました。さらに6年前の文化7年(1810)に行った射水郡内の道筋の実測値を利用して各街道の距離を記し、この絵図を加賀藩に提出しました。実測図ですが、支藩とはいえ他藩領であることに配慮して見取絵図と名付けています。石黒信由 文化13年(1816)2月 縮尺1町2分計(約1/18,000)。着彩。国指定重要文化財