射水郡村々組分絵図

文化５年(1808)加賀藩主側近の田辺吉平が各郡に絵図の作製を命じたとき、射水郡から提出されたのが本図で石黒信由が描きました。測量に基づくものではなく、およその地形を表した見取絵図です。郡の形や道筋、河川の流路、山麓線などは従来の射水郡図をもとにしていますが、新たに村立てした10か村のほか道筋や河川も多く書き入れられています。信由による測量図が作られる以前の射水郡は、このような形で描かれていました。（縮尺１里６寸(1/21,600)）。着彩。国指定重要文化財