絵図(広域地図) 富山県
射水郡絵図
加賀藩主側近の田辺吉平は、領国絵図の作製のため各郡に郡図の提出を命じました。このとき射水郡の測量・絵図作製を担当したのが石黒信由で、門人の西広上村筏井満好とともに文化7年(1810)に測量を行いました。本図はこのときの測量によるものです。実測に基づく射水郡図の精度の高さを認識した田辺は、文政2年(1819)加越能三州の測量・絵図作製の御用に信由を推挙しました。(縮尺1里5寸(1/25,920)) 国指定重要文化財 着彩