絵図(広域地図) 富山県
射水郡千保川筋御普請所絵図
文化9年(1812)加賀藩定検地奉行から川絵図の提出を命じられた射水郡の十村は、石黒信由と西広上村筏井満好に千保川・庄川・小矢部川を測量させました。砺波郡境の東藤平蔵村から四ツ屋川原村での小矢部川合流地点までの千保川には、田畑が潰れた変地所(薄緑)が広く見られます。藩は年貢の増徴を図るため、この変地所の再開発を計画しました。川の流路を青色、川原を桃色、土居(堤防)を黄色と朱色で彩っています。縮尺百間3寸(1/2,100)。着彩。国指定重要文化財