絵図(広域地図) 富山県
花木新より黒河、水戸田、小泉新まで切下絵図
この道筋は巡見使道(上使往来)と呼ばれ、江戸時代初期には北陸道の本道でした。石黒信由は文政2年(1819)4月に測量を行い、そのデータをもとに本図を作製しました。三州測量で作られた大半の切下絵図の縮尺が1町1分(1/36,000)であるのに対し、本図はK仮57・58同様、文化7年の大絵図と同じ百間5分(1/12,000)です。信由はすでに射水郡の測量を文化7年(1810)に行い精度の高い大絵図を作製していたため、今回は7日程度で補足調査を済ませました。縮尺百間5分(1/12,000) 国指定重要文化財