© Imizu City Shinminato Museum.

絵図(広域地図) 富山県

和田新より高岡、守山、氷見、鞍川まで切下絵図

文政3年(1820)6月の年紀と1町1分(1/36,000)の縮尺が朱で記されています。石黒信由はこのとき射水郡大絵図を縮めて1町1分の郡図の下絵図を作製しており、その際に作られたと考えられます。しかし、実際に測量を行ったのは前年の文政2年7月です。石動山などへの方位線が書き入れられています。測点間の距離と方位のデータのみから作図すると、わずかの誤差が累積してずれが大きくなっていきます。そこで、遠くの山への方位を測って測点の位置を修正しました。縮尺1町1分(1/36,000) 着彩。国指定重要文化財