絵図(広域地図) 富山県
砺波郡分間絵図
石黒信由は文政2年(1819)に三州測量を命じられ、同7年(1824)まで12郡の郡図10枚を加賀藩に提出しました。砺波郡の測量は同2年4月、3年4月、4年8~10月(五箇山等)の3回に分けて行われました。これらの実測図としての精度はきわめて高いものですが、五箇山南部の国境線は飛騨側に大きく入り込み誤差が見られます。高原状の地形で、遠方から見通せる高い山がなく、交会法(こうかいほう)を用いることができなかったためと考えられています。1町1分(1/36,000) 国指定重要文化財