絵図(広域地図) 富山県
祖山より栃原、小牧、金屋岩黒、井波、九里ヶ当、高沼まで切下絵図
測量データを記した野帳の内容を図化した第一段階の下図を切下絵図といいます。小さな黒丸で表した測点間を朱でつないで道を描き、村を円、町立の駅を長方形、川・用水を青で表しています。基準となる南北線や遠くの山などへの方位線をもとに互いの位置関係を確認しながら、切下絵図の情報は郡図の下絵図に書き込まれていきました。書き入れが終わった切下絵図には「書入相済」と記されました。本図は文政4年(1821)9月の測量直後に作られ、12月郡図に書き入れられました。(縮尺1町1分(1/36,000)) 着彩。国指定重要文化財