厳照寺より別所、井栗谷、五ノ谷まで切下絵図

砺波郡東部、婦負郡境の山間部の切下絵図で、文政４年(1821)９月に測量が行われました。波線は婦負郡境、朱書の村は婦負郡に属しています。徳万新と三谷の間に朱で「此間三分五厘程延ヒ申候」とあり、約１センチ広くなったことが記されています。これは郡図に書き入れる際、遠くの山などへの方位を合わせて誤差を修正したことによるものと考えられます。（縮尺１町１分(１/36,000)）　着彩。国指定重要文化財