絵図(広域地図) 富山県
砺波郡分間絵図
石黒信基による慶応元年校正図で、石黒信由が作製した文政期の郡図の増補改訂版です。絵図の標題・縮尺、三里方格線(ほうかくせん)を引くこと、村の垣内(かいと)名を記すことなど信由の郡図と同じです。特徴は十村組分(とむらくみわけ)と郷庄分(ごうしょうわけ)の両方で村々を区別することです。村形の○の中に十村組名の頭文字を記し、その脇に郷庄分の区別を示す△□等の小さな印を付しています。石黒信基 慶応元年(1865) 1町1分(1/36,000)。着彩。国指定重要文化財