庄川松川除之図

加賀藩定検地奉行の木村左助は、寛政11年(1799)庄川と千保川の水流を松川除で分流する計画を立てました。これまでの絵図が不完全であったため、石黒信由と門人の西広上村筏井満好に砺波郡金屋岩里村から庄川弁財天までの測量を内密に命じました。この絵図には、寛文10年(1670)から44年かけて千保川の流路を締め切った松川除普請による土地の様相が描かれています。縮尺百間１寸６分(1/3,938)　着彩。国指定重要文化財