絵図(広域地図) 富山県
婦負郡見取分間絵図
石黒信由は婦負郡の測量を文政2年(1819)閏4月(野積谷)と同5年3~5月に行いました。同7年(1824)加賀藩に提出した各郡図は共通した内容と精度を持っていますが、婦負郡と江沼郡のみは「見取分間絵図」と記しています。これらの郡は全域が富山藩領と大聖寺藩領であるため、支藩とはいえ他藩の領地を測量して地図化することに対する配慮と考えられています。縮尺1町1分(1/36,000) 着彩。国指定重要文化財
石黒信由は婦負郡の測量を文政2年(1819)閏4月(野積谷)と同5年3~5月に行いました。同7年(1824)加賀藩に提出した各郡図は共通した内容と精度を持っていますが、婦負郡と江沼郡のみは「見取分間絵図」と記しています。これらの郡は全域が富山藩領と大聖寺藩領であるため、支藩とはいえ他藩の領地を測量して地図化することに対する配慮と考えられています。縮尺1町1分(1/36,000) 着彩。国指定重要文化財