© Imizu City Shinminato Museum.

絵図(広域地図) 富山県

新川郡分間絵図

石黒信由は文政2年(1819)に三州測量を命じられ、同7年(1824)まで12郡の郡図10枚を加賀藩に提出しました。これらの実測図としての精度はきわめて高く、当地において初めて正確な絵図が作られました。本図はその新川郡の下図です。信由は黒部奥山・後立山地域には直接出掛けることはできませんでした。そこで、交会法(こうかいほう)によって主な山頂の方位を測って位置を定め、奥山廻が所持していた絵図を参考にしながら本図を作製しました。縮尺1町1分(1/36,000) 着彩。国指定重要文化財

石黒信由は文政2年(1819)に三州測量を命じられ、同7年(1824)まで12郡の郡図10枚を加賀藩に提出しました。これらの実測図としての精度はきわめて高く、当地において初めて正確な絵図が作られました。本図はその新川郡の下図です。信由は黒部奥山・後立山地域には直接出掛けることはできませんでした。そこで、交会法(こうかいほう)によって主な山頂の方位を測って位置を定め、奥山廻が所持していた絵図を参考にしながら本図を作製しました。縮尺1町1分(1/36,000) 着彩。国指定重要文化財