絵図(広域地図) 富山県
立山一帯略絵図
石黒信由は三州測量の一環として文政4年(1821)立山登山道の測量を行い、それに基づいて作製したきわめて精度の高い実測図です。岩峅寺雄山神社から芦峅寺姥堂、弥陀原、立山・別山・浄土山の山頂までの登山道に沿って美女杉、禿杉、鏡石など立山禅定名所を描いています。本図をもとに山岳景観の立山絵図を作製し、白山絵図とともに翌5年8月加賀藩主側近の田辺吉平に提出しました。縮尺1町1分5厘(1/24,000) 着彩。国指定重要文化財