絵図(広域地図) 富山県
越中国之内新川郡海岸絵図(幕末)
沖合の水深を記した海岸絵図で、高樹文庫には同様の図が加賀・能登・越中の加賀藩領に限って現存しています。筆跡から石黒信由のひ孫信基が作製したと推測されます。孫信之が嘉永3年(1850)に編集した海岸深浅図には沖合30間・1町・5町・10町・30町の水深が尋単位で記されていますが、信基による一連の図では海岸から10間のところの深さも書き入れられています。1尋はおよそ1.8メートルです。国指定重要文化財