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絵図(広域地図) 富山県・石川県

加越能三州郡分略絵図

嘉永年間、舳倉島(へぐらじま)周辺や佐渡沖に外国船が現れ、加賀藩は海防の問題に直面しました。この絵図は佐渡や舳倉島を書き入れた極小の三州図(下図)で、「高木村藤右衛門信之製図」と記されています。藩の海防政策の展開に際し、これらの絵図が活用されたと考えられます。佐渡は従来の絵図を利用したため歪んだ形となっています。石黒信之 嘉永3年(1850)6月 10里2寸4分(1/54万)。着彩。国指定重要文化財