© Imizu City Shinminato Museum.

絵図(広域地図) 射水市

射水郡土合新村内御検地御用留帳 附分間野帳

表紙   寛政十一年    
        嶋村二郎右衛門殿組下
 
     射水郡土合新村内御
     検地御用留帳
     附り 分間野帳
 
     己未    高木村
      三月     藤右衛門
 
1       阿弥陀之裏起証文前書   
        之事
    一、上伏間江村、土合新村変地代引免就
      被仰付置候、今般惣御高廻リ内御
      検地被仰付、私共右御用相勤候様被
      仰渡候、就夫諸事御尋之儀、有様ニ
      可申上候御事、
    一、縄張人之儀、村方百姓与申合、縄目
      悪敷儀毛頭不仕、竿先御指図請
      分地可仕候御事、
    一、竿捕人竿正路ニ打渡、竿数読
      違不仕、尤百姓与申合少茂手立
 
2     ケ間敷儀仕間敷候、麻指之者   
      竿先正路ニ指渡、尤手立ケ間敷
      儀仕間敷候御事、
    一、帳附之者御近辺立はなれ不申、
      御指図之通帳面ニ書記、少茂
      手立ケ間敷儀仕間敷候御事、
    一、右御用相勤候内、村方諸事費
      之筋無御座候様ニ、可相心得候旨被
      仰渡承知仕候、且又内御検地
      所江罷出候人々、誰ニ而も奉対
      御公儀御後闇儀仕者御座候ハヽ、
      見付聞付次第可申上候御事、
     右条々於相背ハ、自分ハ不及申上ル   
     弐人親共、阿弥陀如来之御罰深ク
     蒙、無間之底ニ堕在(罪ヵ)シ、未来永劫
     浮世更ニ御座有間敷候、依而阿弥陀
     之裏起証文、如件、
       寛政十一年三月
          縄張人高木村
               藤右衛門
          同  西広上村
               四郎右衛門
          同  礒辺村
               長兵衛
          竿捕人円池新村
               甚兵衛
          同  堀内村
               清右衛門
          麻木指下黒田村
               太右衛門
 
3         同  東広上村  
               長五郎
          同  小泉村
               清次郎
          帳付人若杉村
               久五郎
       加納村
        権六殿
       五十里村
        庄右衛門殿
 
        天罰霊社上巻起証文前書
        之事
    一、文言右同断
      右条々於相背者、忝茂
      神罰冥罰可罷蒙候、依而霊社
      上巻起証文、如件、
       寛政十一年三月   
          縄張人二塚村
               伝兵衛
          同  守山町
               文助
          同  宮袋村
               茂兵衛
          竿捕人二塚村
               次郎九郎
          同  中川村
               佐右衛門
          麻木指木津村
               新八
       加納村
        権六殿
       五十里村
        庄右衛門殿
      右起証文立紙ニ相調、御申渡
      之上書判仕申候、
 
4      御扶持人 加納村権六殿    画像  翻刻トップ  画面トップ
       同    五十里村庄右衛門殿
         中川村兵左衛門殿組下
              上伏間村
                肝煎  喜兵衛
                与合頭 甚四郎
               〆
         嶋村二郎右衛門殿組下
              土合新村
                肝煎  半兵衛
                与合頭 弥兵衛
               〆
 
(表紙)  寛政十一年   
 
     射水郡土合新村惣高四百三拾七石
     之場所、内御検地ニ相成申候ニ付、御用ニ
     罷出候諸事覚帳
 
      己未
       三月十五日  石黒藤右衛門
 
5       覚    画像  翻刻トップ  画面トップ
           中川組
             上伏間江村
           嶋組
             土合新村
     右村々今般内検地就被仰付候、
     明十五日右村々江相向、誓詞等見届候
     条、各無間違高岡拙子共旅宿迄、
     明朝五つ時迄ニ可罷出候、以上、
      三月十四日   加納村
                権六 
              五十里村
                庄右衛門
           高木村
             藤右衛門殿 等
 
        上伏間江村、土合新村内御検地被仰   
        付候ニ付日記
 
        未三月十五日  天気
    一、御扶持人加納村権六殿、五十里村庄右衛門殿、
      十村中川村兵左衛門殿、上伏間江村甚四郎方へ
      昼四つ時御越被遊、御召寄人々、縄張人二塚村
      伝兵衛、守山町文助、高木村藤右衛門、西広上村
      四郎右衛門、礒部村長兵衛、宮袋村茂兵衛、竿捕人
      二塚村次郎九郎、中川村佐右衛門、麻木指下黒田村
      太右衛門、木津村新八、其外境村々ニハ二塚村、下
      伏間江村肝煎、組合頭中、村方惣百姓中、
    一、縄張人誓詞御見届、次ニ竿捕人、麻木指
      誓詞御見届、其次領境村役人、惣百姓中
      誓詞御見届相済申候、
    一、上伏間江村者文助、長兵衛、茂兵衛、下縄張申様
      被仰渡御座候、
    一、土合新村ハ伝兵衛、藤右衛門、四郎右衛門、下縄張申様
 
6     被仰渡御座候、    画像  翻刻トップ  画面トップ
    一、昼四つ時、加納様、五十里様、土合新村へ伝兵衛、
      藤右衛門、四郎右衛門御召連御越、則土合新村半右衛門
      方宿ニ而、十村嶋村二郎右衛門殿一集ニ右村、
      竿捕人円池新村甚兵衛、堀内村清右衛門、麻木
      指東広上村長五郎、小泉村与平、其外
      領境村ニハ上条村、下条村、柳俣開、古川開
      才許嶋村肝煎、右領境村肝煎、組合頭
      不残、土合新村惣百姓中、各御召寄
      誓詞、暮六つニ相済申候、
    一、五十里村庄右衛門殿、気配少し悪敷由ニて、
      夜五つ時頃御帰宅被遊候、
    一、加納村権六殿、嶋村二郎右衛門殿、手代長三郎
      并縄張人伝兵衛、藤右衛門、四郎右衛門、則宿半右衛門
      方ニ止宿仕候、
    一、竿捕人、麻木指、両村共罷帰り□様ニ
      被仰渡、尤縄張人中下縄張立御見分   
      御打立之刻、罷出可申義被仰渡ニ御座候、
 
        土合新村内御検地被仰付候ニ付、明日
        ゟ下縄張申ニ付、入用之物左之通
    一、壱挺    大曲尺
    一、弐本    間竿
    一、弐筋    弐拾間縄
    一、六本    簀備中
       但、麻木簀、尤弐尺四方計三ふ□あみ、
       且又、三間計之大竹ニゆい付申事、
    一、百五拾本 中勘 継竹
       但、長壱尺三寸計
    一、百弐拾本 同  杭
       但、長サ弐尺計、
    一、百弐拾本 同  うくひす竹
       但、長サ五尺計
 
7   一、五帖   中勘 八寸中折紙  
    一、     尻角縄
       但、領境入用、
    一、     縄  惣縄弐万入申由
              ニ御座候、
       但、打縄□縄入用
    一、     麻木
       但、御見分打立之時分入用之事、
 
       大曲尺寸法        
         幅三寸計      四尺五寸
         厚六分計          
 
            五尺        三尺
 
        六尺
                四尺
       右入用之物、土合新村肝煎半兵衛、与合頭
       弥兵衛へ申談、明日ゟ入用ニ候間、指閊□申  
       与申談、但又人足之義六、七人計宛も
       入用与、此義申談置候、継竹、うくひす竹等
       追々可申談旨申聞候、
 
        同十六日  天気
    一、加納様御立寄御申談之趣、今日領境等
      村々役人中相見ニて、境目配符間違不申様
      可仕旨被仰渡、則肝煎半兵衛へ其段申談、
      領境役人中等相見之上、配符境しりくひ
      縄為張申候、
    一、加納、嶋、両親司様ゟ今般土合新村内御
      検地ニ付、紙、墨、筆等其方中ゟ買上候ニ而
      其品書出可申段被仰渡、就夫肝煎半兵衛
      へ其段申談、右入用物之義指図次第ニ取
      寄申様申談置候、尤入用物別帳面ニ書記 
      置可申候事、
    一、土合新村領絵図相調申ニ付、領境相廻り、
 
8     申候、尤磁石等携、夫々方角ヲ野帳□   
      しらへ申候、則私共三人并嶋手代長三郎、
      肝煎半兵衛、与合頭弥兵衛、外ニ百姓半右衛門并
      人足壱人召連候而、夕方相仕廻り、夕飯
      喰候後、絵図紙山田六枚接立、東西
      南北ノ系引仕申候、
    一、加納村権六殿、嶋村二郎右衛門殿、昼四つ時
      宅々へ御帰、其節下縄張仕候由案内
      可仕旨被仰渡ニ御座候、尤村方百姓中
      之内ニ而案内可仕候哉事、
 
     同十七日  天気
    一、昼前下絵図調初メ申候、昼過ゟ
      藤右衛門、四郎右衛門領之中之江道形□相見
      □罷出、夕方迄相懸、夜中又□絵  
      ニ仕候、
 
     同十八日  天気
    一、昼前下絵図、領見残シ置場所ヲ
      相見并領中江筋等、夫より古川ノ
      東飛地、方角野帳相済申候、昼
      後ゟ下縄張懸り申候、
 
     同十九日  天気
    一、昼前下縄四筋出来、昼ゟ角縄
      出来後壱筋出来、日暮ニ相仕廻り
      申候、
    一、四郎右衛門、伝兵衛、内用事之義有之、夕飯
      喰不申帰宅仕申候、
 
9    同廿日    
    一、朝五つ時頃四郎右衛門罷帰申候、
      伝兵衛義足痛ミ有之候ニ付、
      罷帰り不申候、
    一、朝飯過、藤右衛門、四郎右衛門ニ而下縄
      張申候、
 
        覚 
      三月廿八日、廿九日   上伏間江村御泊り
      同 晦日、四月朔日   土合新村御泊り
        御昼        下条
      同 二日        新庄御泊り
      右御改作御奉行林弥四郎様、荒起
      為御見分当廿二日金沢御立、砺波郡
      ゟ御廻、其村当晦日御昼御泊リニ申 
      来候、就夫其村方下縄之義無油断
      張立、夫々不指支様ニ致度候間、少し
      茂々々油断有之間敷候、為念如此
      申遣候、以上、
        未三月廿日    嶋村
                   二郎右衛門
          土合新村ニ而
             縄張中
          土合新村 肝煎
               組合頭中
 
     同廿一日  雨降
    一、下縄張申候、伝兵衛朝飯過罷越申候、
      角縄之北領中道等、絵図方角野帳、
      藤右衛門相廻り申候、
    一、礒部村長兵衛、宮袋村茂兵衛、上伏間江村
 
10    下縄相仕廻り申候而見舞□□申候、
      則上伏間江村領絵図等之儀示談
      仕申候、
 
     同廿二日  雨降 西風吹
    一、昼前下縄張申候、
    一、昼過ゟ二塚村宗助方ニ定検地御
      奉行様方御泊りニ付、伝兵衛、藤右衛門、四郎右衛門
      共三人共ニ御見舞申上候、夫ゟ上伏間江
      村甚四郎方ニ加納村権六殿、五十里村
      庄右衛門殿、中川村善左衛門殿御泊り、明日ゟ
      上伏間江村内御検地打立御座候之由□□
      伝兵衛、藤右衛門、四郎右衛門御見舞申上候、則甚四郎
      方ニ一宿仕候、翌廿三日朝飯喰申候而、
      土合新村へ罷越申候、
 
     同廿三日  雨天  
   一、朝過上伏間江村ゟ罷越、下縄
      張申候、是ニ而下縄相仕廻り申候、
      昼ゟ下図出来仕候、
 
     同廿四日  天気
    一、加納村権六殿、五十里村庄右衛門殿御同道
      ニ而御出、領廻り昼前ニ御仕廻りニ而、角縄
      を初打立申候、尤嶋村二郎右衛門殿御宅ゟ
      御出ニ御座候、
    一、四郎右衛門義加納村権六殿等ゟ、砺波郡
      庄金剛寺村御内検地ニ、御改作御奉行
      林弥四郎様御越被遊、検地打立之
      御見分ニ付、聞合ニ罷出申候而、翌
 
11    廿五日四つ時ニ罷越申候、 
 
     同廿五日  天気
    一、昼前迄打立相済申候、
    一、昼過御親司様方旅宿半右衛門方へ
      罷出、打立野帳之歩数等相改
      申候、七つ頃ゟ下領砂山しらへニ罷出
      申候、尤竿取人等召連申候、
    一、四郎右衛門、砺波郡庄金剛寺村御検地之
      様子聞合申候、尤戸出村又右衛門殿ゟ加納
      村権六殿へ書状等参申候、
 
     同廿六日  
    一、朝飯喰候而、領下砂山変地
      所歩数しらへ、尤竿取人、麻木
      指人召連申候、且又岸崩口
      間数相しらへ申候而、右歩数等   
      書上申候、
    一、昼八つ時頃親司様方三人共、
      御帰り被遊候、
 
     同廿七日  雨天
    一、藤右衛門義領絵図墨引弐枚  
      出来仕候、
    一、四郎右衛門義加納様ゟ御用之義
      有之、高岡へ罷越候所、夜
 
12    五つ時罷帰申候、
    一、伝兵衛義四つ時宅へ罷帰リ
      申候、
     
     同廿八日  天気
    一、領中縄直し見分仕、夫ゟ絵図  
      朱色仕、夕方上伏間江村へ罷出、
      領絵図加納村権六殿へ上ケ申候、
      昼四つ時土合新村へ罷帰り申候、
 
     同廿九日  天気
    一、朝五つ時上伏間江村ゟ御奉行
      林弥四郎様并加納、五十里、嶋
      親司様方同道ニて御出、夫ゟ
      領中打立相済申候、  
    一、帳面之義五十里村庄右衛門殿、嶋村二郎右衛門殿
      御書被成候、
 
     同晦日  昼前曇 昼ゟ天気
    一、藤右衛門義野帳しらへ、御奉行様へ
      上り帳ハ守山町文助書申候、 
    一、変地所崩口迄、領中ノ用水江ゟ
      間数しらへ、伝兵衛、四郎右衛門罷出四つ
      頃ニ相済申候、
    一、領絵図ニ右間数書入并帳面、
      親司様方宿覚兵衛方へ罷出上ケ
      申候、
    一、御奉行様昼九つ時ニ御立、下条へ
      御泊りニ御座候、則半右衛門木戸ニ而御礼
      申上候、夫ゟ親司様方へ御いとま申候而、
      半兵衛へ罷帰申候、
    一、廿九日ノ夜、文助、長兵衛、茂兵衛、上伏間江村
      ゟ罷越、親司様方御見舞申上候、
 
13    半兵衛方ニ一宿仕、八つ時ニ三人共  
      罷帰り申候、
    一、覚兵衛方ニ而親司様へ暇乞仕候所、
      加納様、五十里様御扣絵図、罷帰り
      相調次第上ケ可申様被仰渡ニ御座
      候、尤藤右衛門ニ相調可申義御申渡ニ
      御座候、以上、
 
     四月朔日  天気
      朝飯喰候而、嶋村二郎右衛門殿、
      中川村兵左衛門殿へ御見舞
      申上候而帰宅仕候、
       嶋村二郎右衛門殿組
        土合新村肝煎  半兵衛
        同村  与合頭 弥兵衛
         〆
    一、壱枚  御改作所 
       土合新村ニ而御扶持人様方へ上ル、
    一、壱枚  土合新村領絵図
           五十里村庄右衛門殿御控、
       四月八日村送り状、下条様
       之名ニ而、五十里様へ相届申候、
    一、弐枚  右同断
       内 壱枚 加納村権六殿御控、
         壱枚 嶋村二郎右衛門殿御控、
        右四月九日嶋村二郎右衛門殿へ上ル、
    一、壱枚  土合新村肝煎半兵衛
                 相渡、
 
14       覚    
    一、六升    弐拾四飯
       代 三百十八文
        但、三月十五日ゟ廿四日迄、
    一、三匁弐分  八泊宿賃
       代 三百廿文  壱夜四十文宛
      〆 柳俣開半右衛門方、
 
    一、五升    廿飯
       代 二百六十五文
        三月廿四日ゟ四月□日迄、
    一、弐匁八分  宿賃
              七泊り
       代 弐百八十文
      〆 半兵衛方
 
    一、五百文   たはこ、わらんし等  
            品々買物代、
      〆 壱貫六百八拾三文
          四月朔日
           高岡ニ而相渡
             二塚屋ニ而
       〆
 
15      土合新村内検地  
    一、三日   下絵図
    一、五日   下縄張申候、
    一、一日半  御扶持人様御打立
    一、一日   御奉行様御見分
           之上ニ而御打立、
    一、四日半  諸しらへ、決算
     〆
      外ニ、領絵図私宅ニて相調
      上ケ申候、
 
    一、百八匁   料銀  
       内 但、壱日分六匁宛
         私ニ而絵図調申分十二匁共
       九拾六匁三分  中川村兵左衛門殿ゟ
       拾壱匁七分   横田村十右衛門殿ゟ
      〆 右十二月廿一日過ニ相渡し候、
        則請取上ケ申候、
 
16      村方ゟ請取物  
     三月十六日朝
    一、五帖     八寸中折紙  中
       代      村半右衛門ゟ出ス、
     同
    一、五拾目    たはこ  但割
       代      同人ゟ
     同
    一、弐百拾文   中八寸紙 壱束
     同 
    一、弐百三拾五文 上八寸紙 壱束 
     二口〆四百四拾五文    伝兵衛ゟ
          此分増山屋孫兵衛ゟ買入、
     同
    一、拾枚     山田紙  四郎右衛門ゟ
     十九日
    一、壱束     わらんし 藤右衛門
 
18   同廿一日  
    一、弐足     わらんし 藤右衛門
                  四郎右衛門
     同廿四日
    一、弐足     同    藤右衛門、四郎右衛門
     同廿五日
    一、三足     同    三人
     同廿七日
    一、弐束     同    四郎右衛門、伝兵衛、
     同廿八日
    一、三束     同
     三月廿七日   
    一、六拾文         棒あいろう
    一、十六文         白すミ弐丁
    一、五拾文         雌黄
    一、九十文         美濃紙三十枚
    一、九十文         朱墨壱丁
      〆 三百六十文
            室屋小右衛門ゟ買上申候、 
            則銭土合新村半兵衛ゟ
            相渡、
     三月廿八日
    一、壱束          八寸紙 半兵衛ゟ
       代
 
19  三月十五日   
      上伏間江村甚四郎方ニ而中飯
    一、中飯  御汁 白味噌    平 婦ふ
             大根       しい茸
             坪しい茸     梅干 
                      かんひやう
          ちょく 糸こんにやく  いも
              吸い物                   
        〆 
     土合新村ニ而柳俣    伝兵衛
           半右衛門方 四郎右衛門
                 藤右衛門
     同夕飯
      一、汁 白味噌  平 山のいも
          豆腐     くす
          青み     
        〆
 
20   十六日  精進 藤右衛門 
          生塩 伝兵衛
                  四郎右衛門
     朝 一、汁 すまし  平 丸婦ふ三つ
           竹の子    くわへ弐つ
           山のいも
           坪椎茸
       精  香物 ならつめ瓜 塩漬茄子
     昼 進       平 焼豆腐
                 人参
                 かんひゃう
        猪口 梅干    椎茸
     同 生塩  皿 むし貝   平 焼豆腐
             干鱈      人参
             花かつをふし  くずし
                     椎茸
       香物ならつけ瓜、茄子塩つけ かんひやう
     夕 精進  一、汁 白味噌  平 婦ふ
               京干     椎茸
               椎茸     かち栗
       生塩  一、汁 白味噌  皿 鯰ます
               干鱈     うとめ
               えふ     からしなた
       〆
           香物 たくわんつけ大根   
 
21   十七日 朝飯 しやうしん 四郎衛門、伝兵衛   
           御飯  汁 白ミそ
                 とうふう
                 青味
                 〆
               平 こんにやく
                 梅干
                 やきとうふう
                 〆
           〆
        ふしん
           飯   汁 右同断
               平 ヤきとうふう
                 こんにやく
                 むしかく
                 〆
           〆
      同日    画像  翻刻トップ  画面トップ
         中飯  平 とうふう     向 ちょく
               しやうがおろし    京干
                但、しやうしん   よミな
         同   平 右同断      向 くしたへ
                          やき物 
           〆
         夕飯  汁 すまし、ふき  向平 山のいも
               干こんにやく     かんひやう
          但、しやうしん         すたれふう
           〆
         同   汁 右同断     向平 かれ
                       あん懸
           〆
            右三度共こうの物 たくわんニなす
       〆 済
 
22   十八日 朝飯   
        汁 白ミそ  平 やきとうふう
          な      にんしん しいたけ
         〆       かんひやう こん
                 にやく
     同日  昼     平 こんにやく二 向 さし味
                 ふ        す
         〆
     同日  夕
        汁 白ミそ  平 ます
          はまくり   あん懸
         〆
            右三度共こうの物たくわんニ
            なす
     十九日  精進 伝兵衛   
         朝  汁 白味噌  平 屋つ菜
              大根     ゆふは  
              坪しい茸
         昼  皿 かれ   平 焼豆腐
              焼物     おろし しやうか
            精進 向木皿
         夕  汁 白味噌  平 糸婦ふ
              皮午房    ふき
              けつりふし  ぶらこ
          右三度共香物 大根
                 茄子
 
23   同廿日  藤右衛門   
          四郎右衛門
         朝 但、藤右衛門而已  伝兵衛、四郎右衛門宅ゟ
                     帰り不申候、
            汁 京干  平 手いも  香物 大根
              青味    塩松茸     瓜
                    ふふ 
         中飯 藤右衛門、四郎右衛門、
            向皿 切膾物  平 くすし 
                      にんしん
                      手いも
         夕飯 藤右衛門、四郎右衛門
            御汁 白味噌  平 玉子とし
               切肴     京菜
          〆
     同廿一日    
         朝 藤右衛門、四郎右衛門、
            御汁 白味噌   平 茶碗豆腐
               はり大根    あんかけ
               坪しいたけ   わさび
         昼 伝兵衛、藤右衛門、四郎右衛門、茂兵衛、
            向皿 干鱈切目  平 なんた 
               けつりふし
         夕
            御汁 白味噌   平 こんにやく
               大根 はま   くずし
               くり
          〆
 
24   廿二日 朝    
            汁 白味噌    平 山のいも
              けし とうふう  こんにやく
                       しいたけ
                       〆
         同昼
            平 なんた  向 干たら
              汁      ふし
       二塚宗助方ニ而三人共
         夕飯
            汁 すまし   平 しいたけ
              干こんにやく  丸ふう
              坪しいたけ   かんひやう
          〆
     廿三日 朝  上伏間江甚四郎方ニ而三人共、   
                    ちょく 大根あへ
            汁 生とうふう 平 丸ふう
              しやうろう   しいたけ
                      にんしん
                       〆
         同昼
            平 がん  ちょく 京干
              こふ      よめな
         夕
            汁 くすし  平 ます  
              青味     しやうか
           〆
 
25   同廿四日    
         朝
            汁 白味噌  平 山のいも
              はり大根   しい茸 
              坪しい茸   人参
         昼ゟ  宿半兵衛方
            汁 豆腐   平 ふふ   猪 あい物
                     山のいも
                     しい茸
         夕
            汁 豆腐   皿 はちめ  平 ふふ
              しやうろ   焼物     くすし 
                            しい茸
     廿五日    
         朝
            汁 はまくり 平 ふふ    猪口 あい物
              貝      焼豆腐
              白味噌    こんにやく 
         昼
            皿 干鱈   平 白味噌
              くし     はまくり
         夕
            汁 豆腐   平 菜    猪 あい物
                     梅干
                     くすし
 
26   廿六日 朝   
         昼
            汁 すまし    平 梅干
              干こんにゃく   やきとうふう
              しいたけ     せんまへ
                     ちょく したし物
         夕
            汁 大根    平 ふう ていも
                      しいたけ
                    向 さしミ ふう
                      じ干し大根
             但、しやうしん 四郎右衛門、伝兵衛、
     同日 ふしん  
         昼           干たら
            汁 前同断  向 なます      
                     ます
                   ちょく 前同断
           
         夕         向 なます
          汁 前同断      ます
                   平 前同断
          〆
28   廿七日   
            汁 すまし  平 かんひやう
              しいたけ   しいたけ
              こししん梅  すたれふう
                   ちょく 大根
                       あへ物
         昼 藤右衛門
            平 白味噌  皿 ます切焼物
              豆腐
         夕 藤右衛門、四郎右衛門、
            汁 三月菜  平 くすし  皿 なます   
                     ふき
          〆
 
     廿八日    
         朝
           ちょく 糸こんにやく  汁 白味噌  平 茶碗とうふ
               あい物       豆腐     あんかけ
         中飯
           ちょく 京干   平 きくらけ
               した物    手いも
                      ふふ
                      あんかけ
         夕飯
           汁 すまし    猪 水菜   平 ふき
             干こんにやく   あい物    山のいも
             皮牛蒡             しい茸   
             坪しい茸
 
29   廿九日   
         朝 
           汁 白味噌  皿 切焼物  平 ます
             豆腐            あんかけ   
             しい茸           わさひ 
             青味
         中飯
           皿 かれいの  平 玉子とじ  
             焼物      すゝたけ     
                     ふき
                     にんしん
         夕
           皿 ます鯰   平 くすし   汁 白味噌
             大根      手いも     豆腐
                     ふき
                     ふふ
                     しい茸
 
     同晦日   
         朝
           汁 菜  猪 あい物  平 茶碗豆腐
                         あんかけ
         中飯
           皿 焼物  平 ますのあんかけ
         夕飯
           皿 鯰     平 玉子
             さかなふし
           汁 すまし       夜食 うとん
             くすし肴
             しい茸
             干こんにやく
 
30   四月朔日    
         朝
           汁 白味噌  猪口 京干    平 手いも
             豆腐      したし物    しい茸
                             ふふ
          〆
 
      右逗留中、くわし四度
      まんちう壱度、酒之義
      前夜々々、小ふた并取肴
      等品々出し申候得共、
      相記不申候、
           二塚村 伝兵衛
           高木村 藤右衛門
           西広上村 四郎右衛門
 
     三月十五日夜ゟ半右衛門方    
     宿、廿四日ゟ半兵衛方
     宿ニ御座候、
 
31
〈表紙〉  寛政十一年    
 
     射水郡土合新村領廻り
     方角野帳
  
      未三月十六日
 
32
33
34   
35
36
37
38
39
40
41
 
      右土合新村領絵図之義    
      磁石を以方角相定、分
      間絵図百間ヲ四寸ニ相定
      相調申候、尤上り絵図ハ百間
      ヲ三寸ニ相調申候、以上、
          絵図書写人
            高木村藤右衛門
            西広上村四郎右衛門
             〆
 
42    黄色  道并川除  
      青   江川
      赤   縄
      薄墨  野毛地
       右下絵図者百間四寸ニ相調
       申候、
       上り絵図ハ百間三寸ニ相調申候、
〈表紙〉
    寛政十一年    
 
   射水郡
    土合新村内検地下縄張立番附帳
            下しらへ
 
    未三月十八日
 
43  三月十八日   
     壱番 半右衛門屋敷ゟ上土居
        東添
     一
    一、百弐拾九間程  南北
    一、弐拾六間程
      〆三千三百五拾四歩程
 
     弐番 同所上内膳川除ノ西、半兵衛屋敷
        後道迄、西ハ土居、東下用水江迄、
     二
    一、百五拾四間   東西
    一、五拾間  外ニ五間計見込
      〆七千七百歩程
 
    同十八日    
     三番 同所江ノ北三角
    一、八拾九間    東西
    一、弐拾七間
      〆弐千四百三歩
 
     四番 同所道ノ北半右衛門北出道
        南迄
    一、七拾弐間 
    一、四拾四間
      〆三千百六拾八歩
 
45   五番    
    一、百拾三間    南北  半右衛門北道ゟ
    一、弐拾五間        北土居ノ東添
      〆弐千五百七拾五歩
 
     六番  
    一、弐百間     南北  同所東添
    一、五拾間         御宮中ニ有
                  弥三郎屋敷共
      〆壱万歩
          内 宮地除ク事
 
46      大縄壱ケ所    
    一、八拾間  四方  角縄 
      〆六千四百歩
 
     七番
    一、八拾六間    南北  角縄ノ  
                  西添
    一、四拾間              川除下
                  三角
      〆三千四百四十歩
     〆    
    同廿日
     八番  
    一、百三拾間    南北  十二軒
                  仁左衛門ゟ
                  次郎三郎迄屋敷
                  共
    一、五拾三間        但中ニ三昧弐つ有
      〆六千八百九拾歩
          内 三昧二ケ所除ル事、
 
47   九番    
    一、八拾七間    南北  角縄ノ南
    一、五拾九間        太左衛門等屋敷
                  三軒共
      〆五千百三拾三歩
 
     十番
    一、四拾間     東西  半兵衛北道ノ下
    一、弐拾間
      〆八百歩
 
     十一    
    一、五拾三間        同所江道ノ東
    一、五間
      〆弐百六拾五歩
 
     十二
    一、弐拾九間        同所北切
    一、拾弐間
      〆三百四十八歩
 
48   十三   
    一、三拾五間    南北  同所捨江ノ東
    一、六間          飛
      〆弐百拾歩
 
     十四
    一、百間      南北  同所江道ノ
    一、弐拾九間        西
                  次郎三郎等
                  屋敷ノ前
      〆弐千九百歩
 
     十五    
    一、百五拾五間   南北  同所北
    一、四拾間         中村、二口村出合用水江
                  □、三六屋敷有、
        外ニ弐間半用水取入口共除ル、
      〆六千弐百歩
    
    廿一日
     十六番
    一、百間      南北  同所捨江ノ東
    一、四拾五間        出合ノ北、但下ハ二口村
                  領添
        外ニ中江、二口村用水江引事、
      〆四千五百歩
 
49   十七    
    一、七拾八間    東西  同所西
    一、六拾八間        土合村飛
                  南之方ゟ
                  捨江迄
      〆五千三百四歩
 
     十八
    一、四拾壱間    南北  同所土合村
    一、拾五間         飛地ノ
                  西
      〆六百拾五歩
 
     十九    
    一、百五間     南北  角縄ノ東
    一、弐拾間
      〆弐千百歩      三万五千六十五歩
                     一□□□
 
     二十
    一、廿六間         三六前南北  
    一、四間三分        道ノ東
      〆百拾弐歩
 
50   畑廿壱   
    一、九間      南北同所東
    一、弐間      川渕
      〆拾八歩
 
     畑廿二 
    一、三十弐間    南北  
    一、七間      同所上
      〆弐百弐拾四歩
 
     廿三    
    一、廿間      南北同所上
    一、四間      ■江■田
      〆八拾歩
 
     廿四番
     畠
    一、十六間七分   南北同所上
    一、三間
      〆五拾歩
 
51   廿五    
    一、五間八分    南北同所上田
    一、四間
      〆弐拾三歩
 
     廿六
     畑
    一、十八間四分   南北同所上
    一、三間八分
      〆七拾歩
 
     廿七   
    一、五拾三間    東西下条
    一、弐拾三間    領中飛地
      〆千弐百拾九歩
 
     廿八
    一、弐拾六間    南北三郎右衛門
    一、六間      南細帯所
      〆百五拾六歩
 
52   廿九   
    一、百弐拾六間   南北  弥兵衛屋敷
    一、弐拾三間        ゟ前ノ田
      〆弐千八百九十八歩
 
     三十番
    一、七拾弐間五分  南北三郎右衛門
    一、十弐間     南細帯上
      〆八百七拾歩
       内 九間ニ四間 上方ニ畑直
         歩〆三十六歩
     三十一    
    一、九間      南北  同所田中南ノ方、
    一、四間          畑
     三十二 〆三十六歩
 
     畑
    一、弐拾壱間    南北同所小平
    一、四間五歩    北
      〆九拾四歩
 
     〆合三万七千九百八拾一歩
       高百五拾八石
       外ニ弥兵衛前十二石計
 
53  同廿二日   
     三十三
    一、百四拾九間   南北  大縄ノ北
    一、弐拾五間        川除添
      〆三千七百廿五歩
 
     三十四
    一、八拾弐間    南北  同所江ノ東
    一、四拾壱間        大縄ノ
      〆三千三百六十弐歩   北
 
     三十五    
    一、弐百拾間    南北  同所東
    一、七拾六間        二口村領境
      〆壱万五千九百六十歩
 
     三十六
    一、七拾間     南北  同所捨江ノ
    一、三拾六間        西
      〆弐千五百廿歩
 
54   三十七    
    一、七拾壱間    南北  同所南ノ方、
    一、三拾三間        川除ノ下
      〆弐千三百四十三歩
 
    同廿三日    
     三十八
    一、四拾六間    東西  南川原
    一、拾壱間         東端
                  但、廿九番ノ南
      〆五百六歩
 
     野毛之内
     三十九
    一、八拾四間    東西  同川原ノ中
    一、六間
      〆五百四歩
 
55   野毛之内   
     四十
    一、七間      東西  川原飛地
    一、拾壱間         東方田
      〆七十七歩
 
     野毛之内
     四十一
    一、拾七間     東西  同所南添方
    一、八間
      〆百三十六歩
 
     野毛之内    
     四十二
    一、拾六間     東西  川原西飛地
    一、弐間          中ノ田
      〆三十弐歩
 
     野毛之内
     四十三 
    一、拾六間     東西  川原西入込ノ
    一、四間          角
      〆六十四歩
 
56   野毛之内    
     四十四 
    一、拾六間     東西  同東ノ中
    一、四間          北添
      〆六十四歩
 
     野毛之内
     四十五
    一、弐拾弐間    東西  同所東
    一、六間          用水江ノ
                  西
      〆百三十弐歩
     〆野毛之内□田七ケ所
       歩〆千九歩
 
     四十六    
    一、拾七間五歩   南北  土居西ノ下
    一、六間          ノ角、
                  上条領
      〆百五歩
 
     四十七
    一、拾間      東西  土居西ノ下
    一、弐間          畑
      〆弐十歩
 
57   四十八   
    一、六間      東西  同所江ノ北
    一、三間七分        畑
      〆弐拾弐歩
 
     四十九
    一、八間      東西  同所北ノ方
    一、拾壱間         田
      〆八拾八歩
 
     五十    
    一、五拾間     南北  半右衛門後土居
    一、六間               西添
      〆三百歩
 
     五十一
    一、弐拾五間    南北  同所北
    一、拾弐間         
      〆三百歩
 
     五十二
    一、六拾六間    南北  弥三八北
    一、弐間          土居之西添
      〆百三十弐歩
 
58    下縄しらへ   
       惣歩数
        合拾万八千百四拾三歩
        高ニシテ
          四百五拾石五斗  下しらへ高
 
         御打立之時分、四百拾八石
         弐斗壱升弐合ニ成申候、
 
      角数 拾四囲  但、角壱ケ所百間   
                四寸四方也、
          但、江、道、土居引残り田畑之分
          壱囲之図りとして、
        残テ
         拾三万歩程
          内
           拾一万歩程 下しらへ下縄
                 田畑之分
         残テ
           弐万歩程 □り歩