絵図(広域地図) 射水市
射水郡大手崎村領絵図
文化9年(1812)に作られた射水郡の村絵図は20点余現存していますが、そのなかでも村領を黄で彩色するなど提出図に最も近い控図です。石黒信由の息子信易が5月7~9日に測量を行い本図を作製しました。小杉新町の東方に位置する大手崎村の村高は寛文10年(1670)689石、家数は天保4年(1833)42軒でした。高岡・小杉新町・下村を通る北陸街道(往還道、太い朱線)は、この大手崎村(現手崎)で富山への道(「富山往来道」)と分かれます。両者は墨二筋引の中を朱で彩って太く描かれ、御鷹野道(おたかのみち)も太い朱で表されています。縮尺百間5寸(1/1,260) 国指定重要文化財