戸破村領絵図

小杉新町の東隣に位置する戸破村は寛保２年(1742)村高2,872石余、天保４年(1833)家数103軒の大村でした。文化９年(1812)村絵図の縮尺は大半が百間５寸(1/1,260)ですが、本図のみ百間３寸(1/2,100)と小さく作られています。石黒信由の息子信易が５月12日から18日にかけて測量を行い、この下絵図を作製しました。用水、人家、宮、橋などを記すとともに、大手崎村で分岐する北陸街道(往還道)と富山往来を太い朱で表しています。縮尺百間３寸(1/2,100)　着彩。国指定重要文化財