射水郡六渡寺村領絵図

かつて六動寺という大寺があったことに由来する六渡寺村(黄)には、隣村の領地が入り混ざり、飛地も所々にありました。寛文10年(1670)の村高は303石で、庄川の河口部に位置し海運業と漁業が盛んでした。天保４年(1833)には183軒の人家があり、北側の浜往来（浜街道）沿いに集中しています。堤防や日枝神社、勝誓寺などが見えます。村の東は、明治後半の庄川改修工事によって庄川の流路となり現在にいたっています。縮尺百間６寸(1/1,050)　着彩。国指定重要文化財