絵図(広域地図) 射水市
鷲塚村用水江筋見取絵図
鷲塚村の勅使堤は婦負郡山本新村の近くにあり、取水するときは黒河村の女堤から同村を流れる用水路を利用していました。両村の間で用水をめぐる争論がしばしば起こりました。そこで鷲塚村では長さ約730間(1.3キロ)の用水路を新たに掘削する計画を立て加賀藩に願い出ました。このとき測量を行ったのが石黒信由の息子信易で、黄色がその新用水路です。「見取分間絵図」とあるのは、富山藩領の婦負郡山本新村領等を描いたためで、他藩領に配慮してのことです。着彩。国指定重要文化財