© Imizu City Shinminato Museum.

分度矩

測量図を作成する際に方位、距離を定めるための器具。
方位は30度分しかないので、下図に方眼か十二支ごとの線が必要である。
右下の突起部分に針を刺し、下図の線にそって、測量した方位に直線部分をむける。
縮尺に合わせた距離の部分に針を刺せば、その部分が測量点になる。
裏面は曲尺定規として利用できる。
村井昌弘著「量地指南前編」巻之一に図がある。
真鍮製。長さ 16.1cm 幅 7.5cm。
表面定規部分:5寸 最小目盛 1分。
裏面定規部分:4寸 1.6寸 最小目盛 1分。