絵図(広域地図) 射水市
放生津下絵図
海運業と漁業が盛んな湊町として賑わった放生津町とその周辺を描く下絵図で、彩色は道筋の朱のみです。筆跡から石黒信由のひ孫信基が描いたと推測されます。町名や寺社・澗(ま)改所・魚場・高札場・御蔵所・給人蔵4棟・硝石製造所・主な神社仏閣等が描かれています。文政4年(1821)内川河口に初めて架けられた湊橋のほか内川に三つの橋が見え、江戸時代の町の姿を伺うことができます。戸数は元禄3年(1690)945軒から安政5年(1858)1,792軒と大幅に増えました。国指定重要文化財